どうしたら「好きなこと」を見つけられますか?

菅原裕子の日常

先日「好きなことが見つからない」と悩んでいる女性に出会ったの。

私には、彼女は焦っているように見えました。
まわりの友達が好きなことでキラキラ輝いているように見えて「自分も何か見つけなくちゃ!」って。

うんうん。その気持ち、解るな〜

そういう私も「これが私の好きなことです!」と言えるものはお酒くらいなものでして・・・(笑)
趣味も何もない人です。

昨夜のビールも美味かった♡


その代わりと言ってはなんだけど、私が寝食忘れて没頭できるくらい好きなことは、お仕事かな。
とは言っても、もともと化粧品にさほど興味があった訳ではなく、特に好きなことでもなかった。
このサロンもただの就職先だった。サロンを継いだのも、息子たちの学費を稼ぐためだった。

なのに、今は何故こんなに好きなんだろう???

たぶんそれは今も私が学んでいるエクスペリエンスマーケティング(エクスマ)の塾に参加したのがきっかけ。
エクスマの創始者、藤村正宏先生が塾の中で自分の天命(天から与えられた使命)について考える時間をくれました。
たぶん1時間ほどだったと思うけど1人になれる場所に行き、誰とも話さず、自分とじっくり向き合うんです。何だか宗教みたいでしょ?笑笑
でも、れっきとしたマーケティング塾。
今まで自分の天命が何かなんて考えて生きてこなかった薄っぺらな私。
もっと言えば、天命って言葉すら、そのとき初めて聞いたかも。

静かな音楽が流れるホテルのロビーには暖炉があって、それを囲むようにゆったりとしたソファーが並んでいて、私はそこを自分と向き合う場所に決めました。
「私は何のために生まれて、何のために化粧品屋をしているのか?」
「神様は私に何をさせたくてこの仕事を与えてくださったのか?」

ふと私の脳裏に浮かんだのは、子供達が小さかった頃の私。
主人は仕事のため毎日帰宅が深夜で、菅原家は母子家庭状態でした。長男が1歳半の時に次男が生まれ、世話に追われる私は自分の顔もまともに洗えない日々。子供達が3歳と2際の時にパートを始め、仕事と家事と子育てで毎日が過ぎてゆく。
化粧品屋にインストラクターとして勤め、バッチリメイクでパーティに出ていた頃の自分とは、かけ離れた子育て時代でした。
もちろん子供は可愛いし、ママ友もたくさん出来たし、旦那さんも優しかったし、幸せではあったんですけど。

でもそこに、少しで良いから自分の時間があったらな。
メイクやオシャレを楽しむ時間があったらな。
妻でも、お母さんでもなく、1人の女性に戻れる場所があったらな。
そうしたら、もっとカリカリせずに穏やかに子育て出来たかも。旦那さんにも、もっと優しく出来たかも。

子供が小さいほんの数年のことなんだけど、そんな時こそお母さんの気持ちに余裕があって毎日笑顔でいれたら、子供は健やかに育つし、旦那様も仕事の疲れが癒えるだろう。
その為にも、私は釧路の女性たちが癒される場所を作りたい。
私の会社をそんな場所にしよう。
仕事と家事と子育てに毎日忙しい釧路のママを応援するサロンにしよう。
美容を通して、釧路のママの毎日がイキイキして、彼女たちがキラキラ輝くためのお手伝いをしよう。

そんな想いが天からハラハラと舞い降りてきたのをハッキリと覚えています。

そう決めてからは、会社の売り上げが気にならなくなりました。
だって、私が扱う化粧品は儲けるための道具ではなく、釧路のママを応援する最強アイテムなんだもの。
それまで商品を売るためのイベントしかしてこなかったのに、美容とは全く関係のない講座やイベントをどんどん取り入れていきました。
だって、私のサロンは化粧品屋というより釧路のママ達が楽しんで癒される場所なんだもの。

私の等身大パネル、プチブランの後ろにそっと書かれてる言葉。

そうしたら、いつの間にかサロンYOUは若いお母さん達がたくさん来てくれるようになって、みんなどんどん綺麗になって、友達の輪が広がっていって、イキイキし始めて・・・。
そんな彼女達から生きがいをもらった私は、いつの間にかこの仕事が大好きになりました。
彼女達の毎日や人生を変えてくれる化粧品にも感謝して、大好きになりました。

 

これはあくまでも私の場合だけど、特別な新しいことを探さなくても、もしかしたら今あるモノの捉え方を変えるだけで、大好きことに変わる人がいるかも知れないなーって思うんだ。

スタッフとして私と一緒に頑張ってくれている晴美ちゃんの好きなことは「家にいること」なの(笑)
私とは好きなことが全然違うけど、それも素敵だなって思う
私が釧路のママを応援するのと同じように、晴美ちゃんは家を掃除したり、美味しいご飯を作ったり、誰がいつ帰ってきても「お帰りなさい」って迎えて、家族を応援する!それが彼女の好きなことなの。(毎日残業でそれをさせてあげていない社長でごめんなさい)

中には晴美ちゃんみたいに、好きなことが毎日の日常に埋もれてしまって、気付いていないだけの人も居るのかも!他人の「好きなこと」と比べる必要はないし、自分が心から楽しいと思えることなら、きっとそれはどんなことでも良いんだよー。

ノエビアの化粧品は、若返りが得意な子、美白が得意な子、敏感肌に優しい子など、それぞれに得意分野と個性があるの。それと一緒で私にも私の個性がある。憧れの人はいるけれど、無理して彼女になろうとするより、私は私の個性を生かして生きていく方が自分の役割を果たせそうな気がするんだよねー。

 

好きなことって、他人にとってはくだらなかったり興味がないことでも、誰がなんと言おうと好きだから「好きなこと」と言える訳で・・・・(私も誰になんと言われようと好きなお酒をやめる気はないwww)
周りの言葉や行動に良い刺激は受けても、焦る必要はないのです。
あなたは、あなたらしく!! ねっ!!

 この記事の投稿者

菅原裕子

毎日何人もの女性の顔に触れているせいか、女の顔には「生き方」や「考え方」がぜ〜んぶ出てしまうんだなって実感しています。
私の言葉や施術を通して、あなたが女性として「死ぬまで良い顔で生きられる」お手伝いできたら嬉しいと思い、日々感じていることや美容ネタを綴ります。
北海道釧路市でノエビアの美容サロンを経営。ブライダルメイクアップアーティスト。若返りハッピーメイク主宰。
様々な分野から講師をお招きして、もっと自分を好きになるためのオンライン講座「自意識向上サロン」の運営も始めました。 お酒が大好きで365日欠かさない、息子2人をもつ母親です。 5月に初孫が生まれて宝物が一つ増えました〜。
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